何でも言ってやろう

国や政治についてタブーなしに語っています。誰も見なくても、炎上しようとも。

ロシアのウクライナ侵攻と日本の戦争アレルギー③

戦車

※写真はイメージです

日本のテレビは「ロシアは悪」といった空気一緒に染まっています。
自由民主主義諸国のニュースを、プロパガンダのように、そのまま鵜呑みにして放送しています。

 

私は親ロシアでもなく、親米でもありませんが(親日です)、一方に偏った情報にはある種のキモチワルサを感じざるを得ません。

 

ネットでは専門家の方々が、貴重な情報発信を行ってくださっていますので、ここに紹介させて頂きます。


なお、専門家の方々のご意見ですが、もちろん、全てを鵜呑みにせず、何が正しいのかは自分で考える必要があることを注意書きとして付け加えさせて頂きます。

 

■小泉悠さん(東京大学特任助教
 日本でのロシア軍事の第一人者です。
 

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テレビ東京:豊島晋作キャスター
 日本テレビとは違いテレビ東京は素晴らしい放送をしてくれています。
 感謝します!
 

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■角茂樹さん(元駐ウクライナ大使)
 

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馬渕睦夫さん(元駐ウクライナモルドバ大使)
 

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ロシアのウクライナ侵攻と日本の戦争アレルギー②

戦車

※写真はイメージです


これまでもニュースやネットではウクライナでは徹底抗戦の為、ゲリラ戦を準備していると言われていましたが、恐らく、すでに各処でゲリラ戦が始まっているようです。
作戦として指示していないものも含まれるので、ゲリラ戦に始まるも何もないのですが、これは悲惨な戦争に突入する分岐点になるため、注視する必要があります。

 

戦後、戦争アレルギーと呼べるほど、軍事のことを語るだけで大騒ぎになる日本では、戦争の中にも、通常の戦争と、より悲惨な戦争があるということは理解できないと思いますが、今回、その点について検討したいと思います。

 

――ゲリラ戦とはどのような戦術でしょうか?

 

ゲリラ戦の概要を抜粋しておきます。

 

kotobank.jp

 

概要は上記の内容になりますが、ゲリラ戦には悲惨な現実があります。

 

例えば、人が戦車を止めるという戦術があります。
火炎瓶だけを持った民間人(場合によっては残兵)が、戦車に特攻し、戦車前面の光学機器を破壊して目潰ししてから、背面の換気口を破壊し、エンジンを止めるといった戦術になります。

 

――この戦術は日本の特攻隊を思い出すのは、私だけでしょうか?

 

国を守りたいと想いがあったとしても、自分が同じ立場になって、火炎瓶の数本とライターを持って、巨大な戦車に立ち向えと言われたら、恐怖を感じ、躊躇してしまいます。

 

また、成功確率がどれくらいなのかも気になります。

もちろん、人 vs 戦車なので、多くのケースでは作戦は失敗し、戦車にひき潰されたり、戦車の砲弾の餌食になってしまうでしょう。
日本の特攻隊のように、何人もの命を踏み台にすることで、やっと損害を与えることができるのではないでしょうか。

 

また、ひとたびゲリラ戦が始まると、今度は、相手は民間人を攻撃し始めるようになります。

ゲリラ戦が展開されたベトナムでは、普段着を着た民間人が近付いてきて、仲良く話した後、突然、隠していた武器によって、アメリカ兵を殺すこともありました。
また、アメリカ兵に好意的な村落で、休息を取って食事をしていたところ、裏でベトコンとつながっていて、一気にベトコンが押し掛けてアメリカ兵を倒すといったこともありました。

 

このような状況下、アメリカ兵はどう思ったのでしょうか?

 

――ベトナム人に対していつ騙されるのか疑心暗鬼になり、ベトナム人が全員ベトコンに見えるようになったのです。

 

アメリカは、ベトナムのいくつかの村をベトコンとつながっていると言い張り、民間人を殺戮し、村を焼き払いました。
戦地に行っていないアメリカ人は、人道的に戦争をするべきだと考えていた人もいると思いますが、戦地の兵士たちは、今にもベトナム人に騙されて殺されるかもしれないという恐怖にさいなまれ、少しでも怪しければ、自分や仲間が殺される前に、先制攻撃を仕掛けるべきだと考えるしかなかったのです。
アメリカはベトコン一掃の作戦だと言っていますが、実際にはベトナムで多くの民間人を殺害しました。

 

また、ベトナムでは20年もの間、戦争が続きましたが、ゲリラ戦は先に音を上げた方が負けるといった持久戦になります。
一方の政府や軍隊を撃破したとしても戦争は終わらず、軍人や民間人の協力者が地下に隠れて、散発的にヒット・エンド・ランを繰り返します。
ベトナム戦争5万8000人の犠牲者が出たと言われていますが、長期に及ぶ戦争では、その分犠牲者も多く出ることになります。

 

このようにゲリラ戦は、どちら側にも不幸な結果をもたらせます。
ゲリラ戦を行うことで、より悲惨な戦争に突入し、双方に多くの犠牲者を出します。

 

さて、現在、日本ではTwitterで「#橋下徹をテレビに出すな」で署名活動が行われています。

 

mobile.twitter.com

 

この署名活動の発端になったのは、ウクライナ人の国際政治学者グレンコ・アンドリーさんとの討論になります。

 

ウクライナの立場のアンドリーさん
ウクライナ人は国を守るために徹底抗戦に持ち込んで戦う」
との発言に対して、橋下徹さんは、
「ゼレンスキー大統領が18歳から60歳までの一般市民、戦闘員でない者の国外退去を認めないことに対して、逃げたい人はどんどん逃がしてあげた方がいい」
と発言して、激しい討論となりました。

 

戦争という悲惨な状況下に置かれたウクライナに対して、橋下徹さんがウクライナ人の愛国心を理解せずに偉そうな意見を述べたと、ネットで大騒ぎになっているようです。
日本の恥だと「#橋下徹をテレビに出すな」で署名活動が行われています。

 

前述の通り、ゼレンスキー大統領が想定しているのはゲリラ戦になります。
ロシア軍がキエフを陥落したとしても、戦争を継続し、18歳から60歳までの一般市民も参加させ、終わらない戦争を行おうとしているように見えます。

 

第二次大戦中にゲリラ戦を展開して、悲惨な状況に置かれた沖縄を、多くの方は忘れてしまったのでしょうか?
二度と同じ想いをする人がいないように、沖縄戦を経験した日本人が、より悲惨な戦争を避けてはどうかと、アドバイスしてもよいのではないでしょうか?

 

また、現在、ロシアは経済制裁に参加した日本を敵国とみなしていますが、ロシアとは隣国でありながら、平和条約を締結しておりません。
ロシアが北海道に進軍した場合、北海道から18歳から60歳までの日本の男性について、本州への移動を制限しますでしょうか?

 

ウクライナ人の「必ず国を守る」という愛国心は、気高く尊いものだと思います(勘違いのないように、ここを強調しておきます)。
また、ウクライナ人の問題なので、他国がとやかく言う問題ではないと思います。
日本の特攻隊の手紙を読んだときに、私は泣いてしまいましたが、同じような想いをウクライナ人にも感じます。
ただ、ゲリラ戦という悲惨な戦争を考えると、アドバイス程度はしてもいいのではないでしょうか?

 

#橋下徹をテレビに出すな」で署名活動を行うよりも、もっと他にやるべきことがあるような気がします。
戦争アレルギーで軍事のことをタブー扱いし、議論してこなかった日本人は、そもそも戦争について学ぶ必要があるように思われます。

 

戦争とは非常に難しい問題で、対立する意見があった場合に、どちらか一方が正しいとは言い切れません。
誰の発言が悪いとか、どこの大統領が悪いとか、短絡的に考えて解決できる問題ではありません。

 

もしそんなに簡単に解決できるなら、戦争なんかしていませんので!

ロシアのウクライナ侵攻と日本の戦争アレルギー①

戦車

※写真はイメージです


今回は「タブーなしで語ります。誰が見ずとも、炎上しようとも」というコンセプトに従って、日本のニュースや言論の空気は無視して、書くべきことを書きたいと思います。

 

ロシアがウクライナ侵攻を開始して以来、テレビでも、ネットでも、ロシアの極悪非道ぶりを批判する報道ばかり流れています。
欧米がロシアに対抗するために行った経済制裁を、もろ手を挙げて賛辞し、ロシア国内でも戦争に反対するデモが行わている情報に小躍りして喜んでいます。
また、プーチン大統領の発言を切り取って、頭のオカシイ人物としてイメージ像を作り上げようとしています。
日本は同調圧力が強いと言われていますが、日本のメディアも、一般人も「ロシアは悪だ、プーチンは残虐者だ」という空気一色に染まっています。

 

――まるで戦時中の軍国主義のようなプロパガンダに思えてしまうのは、私だけでしょうか?

 

戦争は悲惨なのは言わずもがなで、平和なのが一番よく、戦争は起きない方がよいに決まっています。
それは大前提の上で、戦争している両国の一方の意見だけで物事を考えるのは間違っているのではないでしょうか?

 

日本では、下記の発言はできないように言論統制が行われています。

 

「ロシアはロシアの立場があって戦争しているのではないか?
 先に戦争を仕掛けた方が、一方的にすべてが悪いというのは短絡的な見解ではないのか?」

 

歴史を振り返ると、ロシアの国の始まりは、ウクライナの首都の名前ともなっているキエフ公国が基礎となっています。

 

www.y-history.net


9世紀末から13世紀にかけて、キエフ公国が周辺諸公国に君臨したことにより、ロシア最初の統一封建国家となりました。
10世紀にはギリシア正教会を取り入れて、キリル文字を用いるようになりました。
ギリシア正教キリル文字は、いずれもロシア国家に引き継がれ、ロシア文化の基礎となっています。
かつてキエフ公国が治めていた場所は、ほとんどが現ウクライナであり、ロシアはウクライナから派生した国家と言えます。

 

ロシア人は、よくウクライナのことを兄弟だと発言していますが、このような歴史観から来ています。

 

日本の京都府が、キョートー国という独立国になりたいと言って、投票で決まってしまったら、どう思うでしょうか?
もちろん、戦争は仕掛けないまでも、個人的にはどうしても独立を受け入れることが難しいです。
キョートー国が中国語で書いて話すようになり、清水寺も、平等院鳳凰堂も、外国のものになってしまっては、
日本のアイデンティティが成り立たなくなってしまいます。

 

また、イギリスの特殊部隊SASは、戦争開始前からウクライナに部隊を派遣済みであったと言われています。
キョートー国に、中国の特殊部隊が展開されていたら、どうしますでしょうか?
戦争はしたくないですが、どうしてもキョートー国から中国軍を追い出すために、強硬手段に出るのも選択肢の一つとして挙がってきてしまうのではないでしょうか。

 

――国の起源の場所であれば、戦争を仕掛けてもよい?

 

そうは思いません。
他国には理解しがたい事情があり、すべてがロシアが悪いと断罪するのは良くないと言っています。
子供のケンカのように、ケンカ両成敗ではないですが、それぞれの国に立場や事情があり、それを確認した上ではないと、他国が断罪するのは難しいのではないでしょうか?

 

もし、国の起源の場所が戦争の理由にならないのであれば、イスラエルも批判するべきです。

 

第二次大戦後、ホロコーストという悲惨な経験をしたユダヤ人は、アラブ人が住んでいるパレスチナに押し掛けて、勝手にイスラエルという国を建国しました。
ヘブライ語聖書に書かれているカナンの地だったし、エルサレムには「嘆きの壁」と呼ばれる聖地があるから、行き場のないユダヤ人が住むのによいのではないかといった意見もあるかもしれません。
しかしながら、エルサレムにはムハンマドが昇天し、天界に旅立ったと言われる「岩のドーム」があり、イスラム教徒の聖地でもあります。

 

――ロシアとアメリカは何が違うのでしょうか?
私はロシアも、イスラエルも、悪い点があったと思っています。
すでに長く住んでいる人もいるので、イスラエルは解体までは要求しませんが、パレスチナとの共存共栄に最大限努力するべきではないでしょうか。

 

また、冷静に検討するために、ロシアのウクライナ侵攻と、アメリカのイラク戦争と比較してみましょう。

 

項目 ロシアのウクライナ侵攻 アメリカのイラク戦争
理由 ・兄弟国が違う文化に取り込まれようとしている
・「ドネツク民共和国」「ルガンスク人民共和国」を守らねばならない
地政学的にNATOとの緩衝国が必要
大量破壊兵器を持っているとウソの理由で侵攻
フセイン独裁政権で国民を弾圧
独裁国家が全て悪いわけではなく、アメリカによる解放後、政権が安定せず、内戦勃発
国際法 違反 違反
デモ ロシアのウラジオストクイルクーツク等でデモが発生し、2034人が拘束 アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、日本、東アジア、中近東で反戦デモが発生
デモの参加者数はニューヨーク35万人、サンフランシスコ25万人(ベトナム戦争時を上回る史上最大規模)
国内の志願兵 国を守ろうと志願兵が戦場へ 志願兵が数多く参加し、民兵組織を作って戦争に参加
武器 ウクライナアメリカが生物兵器の開発(ウソ) 大量破壊兵器保有(ウソ)
大統領 NATOに対する強硬姿勢を貫き、軍事侵攻も辞さない構え ブッシュ大統領を始め、政権幹部の多くが石油産業との密接な関係を持っている
ネオコンの強い影響力

 

ロシアのウクライナ侵攻と、アメリカのイラク戦争は何が違うのか判りません。
イラク戦争中、ニュースでも、ネットでも、一般人も、辛い状況に置かれたイラク人を支援しましたでしょうか?
私は両方の戦争とも、反対の立場ですが、短絡的にロシアが悪だという意見に染まった日本の空気が理解できません。

 

ロシアの立場を考える上で、 ウクライナ東部の「ドネツク民共和国」「ルガンスク人民共和国」の問題を考えなければなりません。

2013年、ウクライナ大統領ヤヌーコヴィチが、EU加盟を見送ったことにより、ユーロ・マイダン革命が発生し、大統領を追い出しました。
クリミア併合と同時期に、それに対抗するウクライナ国民の親露派のデモとして、ロシア系住民が多いウクライナ東部では独立を求める住民運動が発生しました。
ドネツク州では政府の建物を占拠した親露派勢力が「ドネツク民共和国」の建国を宣言し、翌月、ルガンスク州でも親露派勢力が「ルガンスク人民共和国」の独立を宣言しました。
内戦が続く状況の中で、ウクライナ、ロシア、ドネツク民共和国、ルガンスク人民共和国は和平に向けて、フランス・ドイツも協力し、2014年・2015年にミンスク合意に調印し、休戦に合意しています。
その後、ドネツク州及びルガンスク州自治を認め、地方分権化を約束していましたが、2021年にウクライナは、ドネツク州の都市近郊で分離独立派の武装組織を攻撃し、ロシアはミンスク合意に反していると非難し、ロシアのウクライナ侵攻のきっかけを作りました。

 

また、イラク戦争ではありませんが、これはアルカイーダから同時多発テロで攻撃されたとして、アメリカはアフガニスタン侵攻を開始しましたが、ウクライナの私兵集団アゾフからドネツク州を攻撃されたとして、ロシアがウクライナ侵攻を開始したことは似ていますね。

 

両国間の問題は非常にこじれており、どちらが正しい・悪いとは言えない状況で、仲裁するにも困難な難題が山積しています。

 

――日本には何ができるでしょうか?
NATOとは国際パートナーであり、ロシアとは隣国の日本は、両方の立場に立って、助言するべきではないでしょうか。

近代の戦争は悲惨で、すべての戦争がなくなることを願います。
私は専門家でもなく、勉強もまだまだですが、個人的な意見を述べさせていただきます。
この戦争を終わりにするためには、ミンスク合意を履行し、東ウクライナと西ウクライナで分割するしかないと思っています。
もちろん、ウクライナの西側の人々には、自国を守りたいという愛国心があると思いますが、ここまでこじれてしまうと、それが現実的な折衷案ではないでしょうか。

 

今回、日本の戦争アレルギーについては語れませんでした。
ロシアのウクライナ侵攻について、何回かに分けて語りますので、次回以降に説明できれば幸いです。

 

引き続きよろしくお願いします。

国や政治について語ろう④

国会議事堂

※写真はイメージです

前回から引き続いて、なぜ日本人は国や政治に興味を持たなくなってしまったのかを考えたいと思います。

 

それでは、日本の近代史を振り返りながら考察したいと思います。

 

第二次世界大戦の末期、日本は軍国主義に一色に染まり、教師は戦時教育を行い、町内会・村の集会といった生活に近い場でも、子供から老人まで、天皇を中心とした国と政治のことを賛美していました。
現代とは違い、多くの日本人が国や政治に興味を持っていましたが、軍国主義という思想に偏ったものでした。
政府や軍は、ラジオや新聞を検閲し、プロパガンダを発信していました。

 

第二次世界大戦後、連合国軍が日本を占領すると、GHQによってこの価値観が大転換されました。
二度と日本がアメリカや東アジアにとって脅威にならないようにするために、「非軍事化」と「民主化」を占領政策の目標として掲げ、日本社会を改造しました。

 

GHQのその政策により、日本は「平和」、「自由」、「平等」を手にし、戦後の荒廃から復興したと思われていますが、内実は異なっており、日本の弱体化が目的でした。
その最たる例が愚民化政策だと思われます。
戦争中、日本人は死を恐れず、アメリカ兵と戦ったと言われています。
日本人の強靭な精神力に恐れをなしたアメリカは、GHQが中心となり、秘密裏に愚民化政策を行ったと言われています。

 

それが「3S政策」であり、「Screen(映画やテレビ)」、「Sport(スポーツ)」、「Sex(性産業)」の頭文字を取って付けたそうです。

 

ja.wikipedia.org

 

この政策の陰には、読売新聞の経営者であった正力松太郎が関わっていたとされています。

戦前、正力は倒産寸前の読売新聞を日本一にし、日本にベースボールを定着させた興行師として活躍していました。
戦後、正力はA級戦犯としてGHQに逮捕されますが、スパイ活動を行うことを条件に許されたと言われています。
その後、正力は日本放送を創設し、NHKよりも早くテレビ放送を開始しました。
正力が創設した読売ジャイアンツは、国民的スターを数多く輩出し、ナイターがある日は、人々はテレビにくぎ付けになり、読売新聞のスポーツ欄に載る野球の結果を楽しみにするようになり、
野球は、国技である相撲を超えた国民的なスポーツとなりました。

 

東京都知事猪瀬直樹さんは、日本はアメリカに守られたディズニーランド」なのだと言っていました。

 

 

言い得て妙とはこのことだと思います。

欧米では聖なるクリスマスは、伝統的に家族で過ごすのが一般的ですが、日本では男女で美味しい食事をして、ホテルでエッチする日となっています。
ディズニーランドが始めたハロウィンイベントを、いまや渋谷に留まらず、日本の一大イベントとして、全国の小学生や幼稚園児が仮装して楽しむようになりました。
自国の新嘗祭明治節紀元節などのイベントを捨て、クリスマスやハロウィンのイベントを取り入れました。
欧米に憧れを抱き、ラーメンやカレーライスのように、誤った形で文化を取り込んでいきました。

 

3S政策に洗脳された日本人は、戦後70年を迎えましたが、いまだにアメリカが作った夢の国の中にいます。

 

また、日本人がこのような弱体化政策をもろ手を広げて受け入れた理由としては、戦後の日本人の哀しい精神状態もあると思います。

歴史上、初めて敗戦を経験した日本人は、欧米に逆らったことを「一億総ざんげ」で反省し、GHQ天皇の代わりに崇拝したと言えるのではないでしょうか。

 

きっかけは「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」です。

 

ja.wikipedia.org

 

GHQは、連合国にとって都合のいい解釈で戦争を振り返る新聞記事を10日間掲載し、2か月間、ラジオを放送し、その後、聴取者からの質問に答える番組を9か月放送しました。
このプロパガンダにより、戦争が悪かったものと思わせ、日本人に反省を促すことに成功しました。
個人的には、保守派が言うほど、このプロパガンダはすぐには効果がなかったと思いますが、日本人に欧米に対する土下座根性を植え付けるきっかけになったと思います。
メディアや言論は、この当時のプロパガンダを踏襲するようになり、「戦争を忘れないように」という枕詞を使って、現代でもこの内容をコピーして繰り返して発信しています。

 

日本人の土下座根性を表した象徴的な事例としては、日本占領軍総指揮官として日本にやってきたダグラス・マッカーサー将軍に宛てた手紙でしょう。
日本人はマッカーサー将軍にたくさんの手紙を送り、マッカーサー将軍への絶対服従を誓ったり、「あなたの子どもを産みたい」などと書いたラブレターを送ったと言われています。

 

また、戦後の日本人の精神性を表すには、虚無感があると思います。

 

戦後、日本では、教科書を黒塗りしたと言われていますが、その暗喩が表すように、過去の歴史をすべて臭いものとしてフタをして閉じてしまいました。
戦前にもいいところもあったはずですが、すべてを一緒くたに悪いものとして封印してしまいました。
戦後は、虚無感に抗うことができず、自殺やヒロポン中毒が流行し、無為のまま働かない人もいたそうです。

 

この何とも言えない虚無感は、戦後派作家と言われた三島由紀夫さんの金閣寺に象徴的に描かれています。
戦後派作家の多くは、戦後の虚無感やキモチワルサとの葛藤の中で生まれたように思います。

 

www.nhk.or.jp

 

また、戦後から70年以上が経過し、勉強家の孫(場合によってはひ孫)の世代は、祖父母に戦中のことを教えてもらいたいと思っていた人もいますが、語らない人が多かったと言います。
今では多くの日本人が「終戦によって社会が劇的に転換して、新しい素晴らしい時代が始まった」と考えています。
天皇」も、「軍事」も、「愛国心」も、「アイデンティティ」も、「欧米批判」も、「歴史の修正」も語れない空気ができてしまったのです。
国や政治のことを語ろうとしても、日本人は片手落ちの言葉でしか語れなくなりました。

 

――戦中は軍国主義に洗脳されていた?
――前後は資本主義に洗脳されているのではないでしょうか?

 

私は、国や政治について語ることができないと書きましたが、これは間違っています。

謝罪いたします。

申し訳ございません(……謝罪の多いブログですね)。

 

日本では、アメリカから強制された「平和」、「自由」、「平等」だけはいくらでも、賛美して語ることができます。
アメリカは「平和」、「自由」、「平等」の大義の元で、イラク大量破壊兵器保有しているとウソをつき、戦争を始め、フセインを処刑し、アフガニスタンアルカイダをかくまったとして侵攻し、政権を崩壊させました。
日本人は悪い面には目をつむり、アメリカの戦争に称賛し、宗教のように「平和」、「自由」、「平等」を妄信しています。

 

長くなりましたので、まとめです。

 

前後はアメリカ資本主義に洗脳されることによって、自分の頭で国や政治のことを考えることができなくなり、「平和」、「自由」、「平等」という片手落ちの言葉でしか、国や政治のことを語ることができなくなったと思います。
戦後70年以上が経過しますが、いつまで占領下のつもりなのでしょうか?

 

――日本人として自ら考えて、自ら語りませんか?

 

それでは、また次回!

 

<追伸>
私は片手落ちは差別用語ではないという考えです。

 

国や政治について語ろう③

国会議事堂

※写真はイメージです

 

前回、日本人は政治に興味がないと断定的に言ってしまいましたが、少し補足します。

 

客観的なデータとして、日本トレンドリサーチで実施したアンケートを紹介します。

 

prtimes.jp

アンケート結果のとおり、「関心がある」「どちらかといえば関心がある」を合わせると69.2%で、関心がある人が多い結果となっています。
――ほら見たことか、日本人は政治に関心があるじゃないか! 謝罪しろ! と言われそうですね(笑)。

 

申し訳ございませんでした。

 

さて、最近、政治家の間では、統計をベースとした科学的な政治をするべきだと言われています。
これまで日本の政治は、客観的な統計データを元に、科学的に判断した決断を行うのではなく、声の大きい政治家が、数の暴力で、他の政治家や官僚を動かして政治を行っているので、大いに賛成です。

ただ、注意しないといけないのは、統計はウソを付きます。
そうそう2019年に厚生労働省で賃金構造基本統計の不正が発覚したこともありました。
御多分に漏れず、このアンケートもどう読み解けばよいのか、考察を行う必要があると思います。

 

今回のアンケートでは、「どちらかといえば関心がある」が問題になります。

www.hojosen.co.jp

上記のとおり、「どちらかといえば関心がある」には「どちらでもない」と考えている人が含まれます。
今回、最も回答が多いのは、「どちらかといえば関心がある」35.7%のため、
「どちらでもない」が最も大きい可能性があります。
「どちらかといえば関心がない」も3番目の19.3%のため、それも「どちらでもない」
に含めるとかなり大きいように思われます。

 

「どちらでもない」という人はどのような人でしょうか。
例えば、政治に関心がないと言ってしまうと、周りから何も考えていないヤツだと思われてしまうため、義務化感から政治に興味を持っているふりをしている人もいます。
(アンケートは誰が見ているわけでもないので、自分に対する言い訳だと思います)
よく聞きますよね? 「政治には興味を持たないといけないと思っているんだ、でも、よく分からないんだよね」って。
「??? それって興味ないよね? ググりなよ」とツッコミたくなります。

 

つまり、確実に信じられるのは、「関心がある」33.5%の数字だけなのです。

 

それでは、どうして日本人は政治に興味を持たなくなってしまったのでしょうか?

 

文章が長くなってしまったので、また次回に!

国や政治について語ろう②

国会議事堂

※写真はイメージです

最近は、「政治家追っかけタレント」としても認知されつつある春香クリスティーンさんですが、スイスから日本の高校に編入したときに、日本では政治を話す友だちがいなくて、ビックリしたと言っていました。

 

www.asagei.com


海外では高校の授業でも政治の議論を行うことがあり、友だち同士でも自然に話題に上がるようです。
海外では教育がしっかりしているからと思いがちですが、「花火大会に行く?」といったノリで、政治的なイベントやデモに参加したり、自分が好きな政党のポスターを自分の家の窓に張ったり、政治が生活の一部として溶け込んでいることが、本当の日本との違いと思われます。

 

日本では、どうして海外のように政治に参加したり、語ったりすることができないのでしょうか。

 

日本では同調圧力があるのが、原因だと言われています。
政治のことを語ると、意見の衝突を起こして人間関係に影響するから、人付き合いを円滑にするために、当たり障りのないオモシロい話や流行だけ話題にあげるようにしている。
国や政治のことを話したいと思っている人も少しはいるはずなのに、国や政治を語ることがタブーのような空気を読んで、自ら口を閉じることが多いのではないかと言われています。

 

海外は個人主義で、日本は集団主義だから政治を語らなくなったと考えればよいでしょうか。

 

最近、興味深い記事がありました。
日本、アメリカ、イギリスを比較した場合、日本が一番同調圧力が弱かったという実験結果です。

 

gendai.ismedia.jp

 

先生方の結果に異論はありませんが、個人的には額面通りに受け取れないとは思います。

 

恐らく、実験結果のとおり、日本人は同調圧力に屈することなく、アメリカやイギリスと同じように(もしくは、それよりも強く)、自分の意見を持っているはずなのですが、人と仲良くするために、自分の意見を抑えている可能性があると言えます(未確認ですが、実験は知らない人同士だと思われます)。
仲のよい人が間違ったことをしていても、あえて目をつむることはないでしょうか。
わざわざ政治や宗教の話はタブーだと、自分にも周りにも言い聞かせ、自分の意見を殺し、コミュニケーションを円滑にしているのではないでしょうか。
日本でも、深く話すと興味深い意見を持っている人がいたり、ブログで自分の意見を書いている人もいます。

 

国や政治のことを語らない理由として、確かに同調圧力はあるものの、実験結果のとおり、自分の意見は持っていて、意見を言える場さえ、用意すれば、考え抜いた意見を語ることができるはずなのです。

農耕民族で集団主義だから、自分の意見を言わないと思われてきましたが、明治維新では維新志士たちが新たな世を熱く語り、学生闘争では大学生たちが授業をサボってでも、日米安保に反対の声を上げていました。

歴史を見ても、日本人は自分の意見を抑えて言わない民族ではないことが判ると思います。

 

もちろん、同調圧力も自分の意見を言わなくなった一因ではあると思うのですが、主な原因は別にあると思います。
本当の原因は何なのでしょうか?

 

こんなことを言うと、嫌に思う人もいると思いますが……

誰も言わないので、あえて言おうと思います。

 

――日本人が政治について語らないのは、みんなが政治に興味がないから!

 

これについては、日本人として言い訳もあるため、次回に詳しく書こうと思います。

 

国や政治について語ろう①

国会議事堂

※写真はイメージです



若い頃、食事の席や飲み会で、国や政治のことを語ると、多くの人に嫌な顔をされました。
たいていは聞き流されるか、生返事をされるか、いずれにしても、早く別の話題に変わらないかと、つまらなそうにしている人がほとんどでした。
女性とのデートのときに、国や政治の話をしたら、そんな堅い話はつまらないとフラれてしまいました(笑)。

 

たまに、意見を返してくれる人もいましたが、テレビの受け売りをそのまま自分の意見のように話す人、批判を言いたいだけの人、……建設的な意見を交わせたことはありませんでした。

 

遅まきながら、社会人になって、「人と接するときに政治の話はタブーだ」と教わりました。
そのときは社会人として周りに溶け込むために、そのしきたりを飲み込みましたが、喉に刺さった小骨のように、ずっと僕の心に引っかかっていました。


――本当に国や政治のことを話さないことが正しいのでしょうか?

 

最近、日本が先進国の中でも、経済成長や改革の遅れが指摘され、中国はおろか、かつて発展途上国であった韓国にも一部の分野で抜かれはじめています。
国民の間にも、日本が没落しつつあることが浸透しはじめていて、その反動なのだろうけども、テレビでは日本のイイところを探す番組が増えています。

 

よく取り上げられる日本の凋落を示す情報を下記に紹介します。

 

〇2020年平均賃金は22位

president.jp

 

〇2022年世界時価総額ランキングで50位以内は31位のトヨタのみ

prtimes.jp

 

〇一人当たりGDPは19位

www.nikkei.com

 

〇男女平等指数は120位

www.nikkei.com

 

ランキングはそのまま信じてはいけないのですが、これを見て何も思わない日本人はいないと思います。
日本を良くしたいと思いませんでしょうか?

 

もう一度、言いたい。
――本当に国や政治のことを語らないことが正しいのでしょうか?

 

「政治について語ろう」と題しましたが、タブーだとか、話が面白くないとか言っていないで、日本を良くするために、国や政治のことを考えるべきではありませんでしょうか。
私も不勉強ではありますが、分からないながらも知っている知識を共有したり、政策論争を交わしたりすることもできるのではないかと思います。
また、Google検索がこんなに便利になりましたので、議論するための情報も入手しやすくなりました。

 

まずは、ブログで国や政治について語ろうと思いますので、今後、お付き合い頂ければ幸いです。
(炎上しようが、誰も見なくても)

 

<追伸>

タイトルは、小田実さんの著書「何でも見てやろう」から頂きました。

大変感謝いたします。

odamakoto.jp