何でも言ってやろう

国や政治についてタブーなしに語っています。誰も見なくても、炎上しようとも。

ロシアのウクライナ侵攻と日本の戦争アレルギー⑦

戦車

※写真はイメージです


2022年3月に、本ブログで「ロシアのウクライナ侵攻と日本の戦争アレルギー」と題して、ロシアとウクライナの戦争について語りましたが、私の意見は偏った内容で、当時は同じような意見を言っている人をほとんど見かけませんでした。

 

あれから1年余りが経ちましたが、2023年4月28日の「朝まで生テレビ」で同じような発言がありましたので、紹介しておきます。
このような偏った意見が、テレビで放送されるとは思いませんでしたが、タブーなしを掲げて放送してきた「朝まで生テレビ」だから言えたことかもしれません。

 

一水会代表の木村三浩氏の発言になりますが、一部をご紹介しておきます。

 

朝まで生テレビ「激論!広島サミット・ウクライナと”核”」の発言(読み易く発言を訂正)

クリミアは現地に行って見てきましたが、日本の国際報道はかなり現地と違う。
ロシア人とウクライナ人とタタール人が主に住んでいるが、ロシアに帰属したことを、非常に良かったと評価している。
不当な経済制裁によってクリミアの人たちに対する人道上の権利を剥奪したため、世界とのコミュニケーションができなくなって、不満が溜まっている人がいるからいろいろなことを言っている人がいる。
2014年のウクライナのマイダン革命というのがありますが、その構造はG7でも誰も言っていないが、ヤヌコーヴィッチ政権がクーデターの暴力によって倒された事件だが、(ロシアに対して)G7は力の現状変更と言っている人は、それに対して何も言っていない。
実はソ連邦が崩壊してから、ずっとクリミアではロシアへの帰属運動は行われていて、ロシアに帰れて良かった。
なぜかっていうと、クリミアは汚職が多いという背景があり、またウクライナ時代はリゾートのインフラができていなかったが、インフラが充実されて整備された。
2014年にオデッサの労働会館の虐殺事件があったが、クリミアへの飛び火を恐れたが治めることができた。
ドンバス(ドネツク・ルガンスク)の構造は、2014~2022年の8年間、アゾフ部隊があって、ドンバス地域はロシア人系が多く、ウクライナ民兵組織によって虐殺を受け、迫害を受けていたから、ミンスク合意1・2が作られた。
ドネツク民共和国、ルガンスク人民共和国を承認するとして、8年間の大変な事態を鎮静化させるために、何度も提案していた。
ヤヌコーヴィッチ大統領がやられた後に、仕方なく大統領選挙で、ポロシェンコ大統領になり、ロシアと話し合いをして、フランスもドイツも入って、ミンスク合意でドンバス地域に特別な地位を与えようと対話を優先した。
ゼレンスキー大統領が出てきて、西側NATOも入ってきて、拡大方針もあり、 ロシアへの攻撃をどんどん行うべきと助長してきた。
ゼレンスキー大統領も仕方がなく動いており、後ろにいっぱいいる。

 

自分のブログを読み直すと、当時、日本国内は「ロシアは悪だ」という空気感に支配されており、それに配慮して遠回りに書いていますが、私の伝えたかったことは木村氏と同様で要約すると以下になります。

 

要約

2013年、ウクライナではユーロ・マイダン革命が発生し、大統領を追い出したことにより、その反発として、ロシア系住民が多いウクライナ東部で独立を求める住民運動が発生し、内戦が始まりました。
悲惨な内戦が続く状況の中、フランス・ドイツも協力し、2014年・2015年にウクライナミンスク合意に調印し、休戦に至りました。
その後、ウクライナは極右の意見もあり、2021年にドネツク州で分離独立派を攻撃し、ミンスク合意に反する行為を行い、ロシアのウクライナを侵攻するきっかけを作ってしまいました。

両国間の問題は非常にこじれており、どちらが正しい・悪いとは言えない状況で、仲裁するにも困難な難題が山積しています。
民主・自由主義諸国は、様々な問題には目をつむり、ウクライナ朝鮮戦争ベトナム戦争などのように代理戦争に仕立てています。
物量で勝るロシアに対して、ウクライナはゲリラ戦にシフトし、凄惨な戦争に突入しました。
代理戦争のゲリラ戦で、悲惨な思いをするのは、ウクライナ国民であり、一説にはすでに1万人が亡くなったと言われています。
この悲劇を早く終わらせるためには、フランス・ドイツが仲裁に参加し、深夜まで検討し、やっと締結したミンスク合意に戻すしかないと考えています。
――世界に平和が訪れることを祈っています。

 

hiraoka-toru.hatenablog.com

 

ちなみに、一水会新右翼団体になります。
右翼と言うと、街宣車からスピーカーで叫んでいるイメージがありますが、一水会街宣車の騒音を止めるように、他の右翼団体を批判しているようです。
新右翼団体に対しては、すぐに身構えてしまう人が多いと思いますが、私としては、ご意見の一部は参考になるかと考えております。
個人的にはダイバーシティを推進し、広く意見を集めるのであれば、外国人や弱者だけではなく、右翼も、左翼も、分け隔てなく、参考になる意見に関しては真摯に傾聴するべき姿勢が必要かと思います。